例えば何らかのことを社内に周知徹底しなければならないとします。多くの人は周知すべき対象者全員にそのことを伝えます。無論隈なく、そして詳しく伝えます。
だが、その後は同じ話を繰り返さない。なぜなら、「
一度言えば分かる。分からなければ分からない奴が悪い、自分は周知徹底の仕事を遂行した。」と考えるからです。「あ、また言っている。」と思われるのが恥ずかしいとさえ思っています。
しかし、本当に仕事のできるマネージャーは違います。同じことを何度でも繰り返します。一度言ったくらいで分かるはずがない。末端まで伝わったかどうか証拠が上がってくるまで執拗に繰り返します。相手が理解し、周知徹底がなされたかどうかが問題であって、自分が言ったかどうかは問題でないからです。自分を賭けているのではなく、会社を賭けているからなのです。
相手が理解したかどうかが問題なのです。それに比べて、事前に繰り返さず、あとで繰り返すのは最悪でしょう。「あの時、言ったではないか、ちゃんと説明したのに。」と担当者があとで繰り返すのでは、はじめから相手に伝わるはずがありません。
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