3月11日のことを覚えているでしょうか。
私は私用で東京にいました。羽田空港で1泊して翌日の飛行機で無事に帰ってくることができました。
今でも覚えているのは、JR立川駅前のオーロラビジョンに、どこかのコンビナートの火災が映し出されており、その映像を何万人という足止めを喰っている人が呆然と見ていた光景。
子供の頃の映画、日本沈没を髣髴させる光景でした。
自分たちの命の不安。それ以上に会社どころか、日本国消滅の不安。
オーロラビジョンの映像を指さして立ち止まる長男を力づくで引っ張って、バス乗り場に向かいながら今できることを考えていました。
でも、何もない。首都圏の社員の心配も、携帯がダメで全く何もできない。きっと、皆さんも同じ思いだったと思います。
それから9か月。大変な思いはありながら、普通に仕事ができて、もちろん社員や家族に大きな問題もなく生活できている。
大袈裟でなく、幸せなことだと思います。
さて、こんな大変な1年ですが、残すところはわずか1週間。
是非、最後の1週間。皆さんの力を100%振り絞って、MAXの成果を出しましょう。普通に生活できていることに感謝して、全ての力を出し切って、有終の美を飾って今年を終えたいものです。