人間の弱さ
人間はいろんな意味で“間違い”を犯します。頭のいい人たちがよってたかって何日も熟考しても、後で振り返ってみると大きな間違いだと気づくことが多々あります。イラクにアメリカが侵攻したこともそうだと思います。かつて、BMWがローバーを買収したことも当てはまるでしょう。堀江社長や村上社長の一件も同様です。
一方で、イージーミス、所謂ちょっとしたことでの“間違い”もあります。旅客機や列車の事故など、大体は誰かのちょっとした故障の見逃しが重なって発生するケースがほとんどです。わき見運転などの自動車の事故もこれに当てはまります。重なったことで、雪印乳業のように大企業がなくなったこともあります。
どちらにしても“間違い”は避けて通れません。でも、私たちに降りかからないように起きないような工夫が必要です。関係者以外の方の言葉に耳を貸したり、何度もチェックをするような仕組みを作ったり。
管理職の皆さん、上司の皆さん。これらを人間の弱さとして、当然起こることとして、職務を進めてください。それぞれの職場で“間違い”を最小限にして成果を出しましょう。
人間の弱さが、人間の強さになりますように。