松井が巨人を辞めたきっかけの話しから、チームが一丸となって目標に向かわない限り結果が出ないことが想像できます。
さて、実際にチームが一丸となるということはどんなことなのか想像してみてください。意外と抽象的でイメージできないものかもしれません。
そこで、下の表を見てください。BMW部門の営業ごと、そして支店ごとの30件のターゲットリストへの誘致、商談、査定、試乗、DM提出の1週間の結果を表にしたものです。
各支店の違いに何か気づかれるでしょうか。箇条書きにしてみると;
1.A支店とB支店の誘致は進捗している。
2.C支店とD支店は誘致成功後の査定、試乗への移行が進捗している。
3.D支店は各セールスレベルでの進捗で0がない。
結果はどうなるか分かりません。でも、3.に記したようにD支店のセールスの項目で0がない、また今年入社のセールスが含まれているにもかかわらず、各項目で均等に実施されている風景は、たかが表であったとしてもD支店が一丸となって行動していると言う雰囲気を感じ取ることができます。
これが一丸となるということではないでしょか。それぞれの仕事でプロセスを示す項目は違います。BMWの営業であれば下記のように誘致、商談、査定、試乗。メカニックであれば、3点セット装着、リペアオーダーの書き込み、完成検査。高田屋なら、おしぼり、名刺交換、お見送り。その他の事業でもきっとあると思います。
スタッフ全員が完全に同じ方向でやりきることが一丸となるということだと思います。マネージャーの皆さんは、心服統制と威圧統制で一丸となったチームを作ってください。
そして、執拗に皆さんに理解して頂きたいことは、チームの達成なしに個人の成功はありえないことです。それは、優勝なしに高い評価をえるプロの選手はいないのと同じです。
それぞれの職場でチームの達成をこの12月にお願いします。