聞いたことは皆さんもあると思います。でも、いったい誰が言ったのか。建築家のルートヴィッヒ・ローエ(1886-1969)とドイツの美術史家アビ・ヴァールブルク(1866-1929)が好んだ言葉らしいですが、フランスの小説家グスター・フローベル(1821-1880)までは遡れます。でも、結局は誰の言葉なのかよく分からないそうです。
どちらにせよ、建築家、美術家、小説家と芸術方面で使われている言葉です。ストーリーや絵画の骨格的な部分へ焦点が集まるようですが、見えない部分へのこだわりや執着。それこそが、大切なことであり、存在を高める部分であると言うことなんだと思います。
さて、私たちの仕事も実際は同じです。どの仕事も他社と大きく違うことを行なっている訳ではありません。言葉にすれば同じようなことを、それぞれの思いやこだわりから生じた工夫や知恵が、その結果に大きく影響を与えてます。格言どおりに、『神様は細部に宿る』そんな気がしてなりません。
『神様は細部に宿る』。11月に皆さんの仕事の細部に神様が宿りますように。