久しぶりのBMWネタです。今回はドアミラー。
①広角ミラー 最近のBMWのミラーは外側3分の1部分の屈折率が異なっています。これにより、通常のミラーでは見えない角度までミラーに写ることにより、安全性を高めているわけです。実は予断ですが、この広角ミラーは国産車でも同時期に採用について検討していました。私が聞いたのは西日本に本社がある国産メーカーで採用を検討したところ、最終的に値段の面で折り合いがつかず見送りになったそうです。おそらく何十万枚と購入すれば1枚5000円を下回るくらいになると思いますが、50万台分のドアミラー100万枚で50億円。そりゃ、躊躇しますね。
②霜や雪対策の電熱線 霜や雪でミラーが曇ったという経験は誰でもあると思います。BMWでは気温が3度以下になると自動でミラー後ろの電熱線に電気が流れて曇りや漂白した雪を溶かす仕組みになっています。社中で突然「ピーン!」という警告音がなって、操作パネルに“3℃”と表示されるあの瞬間です。その他、何らかの条件を伴ってワイパーを使用した際にも作動するそうですが、厳密なところは私たちにも知らされていません。国別の設定に違いがあるからでしょうか。
③バック時の助手席ドアミラーが下向きに変更 これはバック時に、運転席側から見にくい助手席側の後輪付近を移す角度にドアミラーが作動するというものです。ちょっとした駐車場に止める際に、タイヤ止めの場所を確認できるのでかなり便利です。
④自動でありながら手動で格納可能 他のメーカーでは自動で格納できるものでは手動で格納できないようになっている車種もあります。BMWでは手動でも格納できることになっていますが、これは何も手動で格納してもらう為のものではありません。不幸にして人間と接触した際に、怪我の度合いを弱めるために折れる仕組みとなっているからです。従いまして、格納とは逆方向。前方にも多少なりとも折れるようになっています。
⑤電動での格納 これは完全に日本用に装置がつきました。当初は強固にそんな装置はいらないとのことでしたが、日本の駐車場事情を調査した結果装備されました。
⑥その他
思いつくままで以上でした。もっともっとあると思いますが、疲れたのでこの辺にしておきます。ある小さな部分であっても語り始めればいろいろとありました。この一つ一つの積み重ねがやっぱり金額には加算されていきますよね。