当社グループ企業のノイエでポルシェを購入された方が、ご自分のブログに購入にいたった経緯を書かれていました。中古車といえでも超高額なポルシェの決め手がやっぱりアナログな部分だということです。私たち小売業にとって、重く重く受け止めなければなりません。企業理念“私たちはプレミアムなライフスタイルを提案し、長期にわたるお客様を増やし続ける、日本一の企業になります”を実践してくれて本当にありがとう!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
所感
結局は人かな(ボクスター購入経緯)
今日は休日出勤の代休ですが、なんだかいろいろやることが多くてあまり休みになってないなぁ。
夜は学校での講義もあるし・・・
実は私はこれまで学生時代に最初に買った1台を除いて新車購入派だった。
まあ、今回のポルシェはさすがに新車では手が届かなかったというのが一番の理由だけど、新車の場合、納期が半年は当たり前なので、新車は諦めた、というか全然考えていなかった。
ということで早速情報収集。
ネットの時代、便利ですね。実際店舗に行かなくてもかなりのことがわかるしね。
でも私が欲しかったスピードイエローのボクスターは関東地区には2台しかなかった。
早速それぞれのお店にメールで見積もり依頼をして、試乗の予約をした。
一台目は、'07年式 走行14000km 左ハンドル 内装色メトロポールブルー、幌の色同じくメトロポールブルー
もう一台は、'08年式 走行9000km 右ハンドル 内装色タン、幌の色はメトロポールブルー
どちらもAT仕様。ポルシェではティプトロニックというらしい・・・
価格は2台目の方が35万円高かった。
国内で乗るには右ハンドルの方が乗りやすいし、年式も新しく、走行距離が短い方がいいかもしれない。
でも中古車って一物一価だし同じような条件でも全くものが違う世界。そこが新車と違ってリスクもある。
両店とも適正な値段だと思った。
どちらにしようかかなり迷った。
結局、選んだのは一台目の方だった。値段が決め手ではなかった。
どちらのセールスの方もいい方だった。
でも、私をその店のクルマにしようと決めたほんの些細な、いやある意味決定的なことがあった。
保証内容?金利?メンテナンス?クルマのコンディション?
どれも違います。
セールスの方が私がお店を出てクルマに乗り込み帰ろうとしたとき、その方は私のクルマが見えなくなるまでおじきをしたまま見送ってくれた。
商品の差ではなかった。セールスの方の性格かもしれないし、その会社の姿勢かもしれない。
でも、私はそれが決定的となってその店での購入を決めた。
別に私はこのお店から宣伝してくれと言われてもいないし、もう一方のお店も決して悪くはなかった。
クルマというただの工業製品だけどそれを売るのは人であって、ネットで一度も現車も見ないで書類のやりとりだけでクルマは買うことができるけども、やはり決めてはアナログ的なところだった。
古臭いかもしれないけど、これが私のクルマを買うときの流儀。
以前3台ボルボを12年間乗り継いできたとご紹介したと思う。
確かにボルボというクルマも魅力があったし(今は違うけど)、同じメーカーで同じ販売店から12年もお世話になったのは、私の担当セールスの方の人柄だった。いつしかセールスと顧客という関係以上に気持ちは通じ合っているほどだった。
だから3台も新車で買った。値引条件は他のディーラーの方がいいこともあったし、他メーカーからも魅力的なクルマはいっぱいあった。でも決してクルマを売ることを押し付けないばかりか、もっと乗ってくださいと言われ、我々家族のライフスタイルや嗜好の変化に応じて提案してくれた。クルマを通して我々のライフスタイルをずっと見つめていてくれた方だった。
これは全くの偶然であるが、私がボルボを引き渡したのとほぼ同じ時間にその方はガンとの戦いの末に逝去された。
訃報を聞いた私はあまりのタイミングとその方の死に接し、言葉がでなかった。
親族でもなく、友人というのもちょっと違う関係の方の死に接して号泣した。通夜に行き、棺の前で泣き崩れた。
少し関係のない話になってしまったが、どんなにネットが発達しても、ビジネスは人でなりたっていると改めて思った。
ちなみに購入した販売店はここです。
中古車を安心して買えるような独自の取り組みをしてます。ご参考まで。
http://www.neue-klasse.co.jp/
お客様のブログ
【http://blog.livedoor.jp/speed_yellow/archives/610454.html】