明けましておめでとうございます。
年が明けて、また新しい年がやってきました。事業によっては営業を継続していて年末年始というくくりで一括されているところもありますが、年の変わりを一つの区切りとして、過去を反省し、未来に向けて、改善や改革を考え、そしてそれを開始するきっかけと考えましょう。
過去を振り返ると、私には2人の何気ない言葉が忘れられません。
1人は当社に入社して2-3年後にBMWを購入してくれた先輩の葉言葉です。半分義理でBMW525を購入してもらい、納車した翌日の早朝に電話がかかってきました。ディーラーでの経験がある人なら、納車した翌日の早朝に電話がかかったということは、まず大変なことが想像されることがわかるでしょう。「故障か?それとも、もっととんでもないことか?」青ざめて電話に出ると優しい声で「計らずも買った車だけど、いい車やわ。ありがとう!!!」
正直言うと、嬉しさと感謝の心で涙が流れました。
恐らく、当社の企業理念『日本一感動いっぱいの会社』の原点がここにあると思います。そして、当社の皆さん全員にこのような経験をしてほしいと思うのです。
もう一人の忘れられない言葉があります。
あるボランティア団体でアジア地方の大会を金沢で行うことになりました。私はその懇親会の責任者として企画を立てていました。懇親会と言っても約5,000人が集まるという大掛かりなものです。当然屋外で、県の公園を貸し切るというものでした。その際にボランティア団体の上司から花火を上げたいという我儘な(?)話が持ち上がります。県に問い合わせてみるとまず無理という感触でした。そのことを説明しているとその上司が呟いたのです。
「できんことばっかり考えとるな。」私はハッとしました。確かに私の話はできない理由を並べているだけでした。
それからいろんな試みの末、実際は花火は打ちあがったのでした。そしてそれ以来、いろんな困難にぶつかる度に、私の頭の中であのつぶやき「できんことばっかり考えとるな。」が聞こえるのです。
今後も私にとってこの2人の言葉は生き続けていくことでしょう。そして当社の根底にも流れます。
一つは企業理念『日本一感動いっぱいの会社 ~人が感動を創り、感動が人を造る』として、もう一つはEPMフィロソフィの第1部第4章1.能力は必ず進捗する として。
今年が素晴らしいとになります様に。