1 人間として何が正しいかで判断する
この趣旨の根本は、利益を生む経済活動や仕事は決して人を騙すことや人の知らないことで成り立つものではないということでしょう。
お客様が必要とすることをお客様が望むの最高の価格でお届けすることで、お客様が歓び、私たちも幸せになれる。このことが、このEPMフィロソフィの原点なのです。
それには、私たちが小さなころから躾けられてきた教え、道徳、規律、規則、常識に照らして判断しなければなりません。仕事は違うという言い訳は一切認められない。そして、このことを貫くことが私たちの物心両面の幸せになるのです。
例えば、昨年大きく報道された産地偽装もそうです。また、自動車の修理に関しても、リコール・ワランティーの説明、お客様請求の説明と内容を伝えなければなりません。モデルチェンジの紹介も含まれます。淹れたコーヒーの賞味時間の順守も同様です。これらの厳格さが、長期にわたるお客様の増加につながるはずです。
また、全ての仕事は一人で完結しませんから、後の工程にスタッフがやり易いように思いやりが必要です。アドバイザーは、リペアオーダーを受けるメカニックやパーツのことを考えて作成しなければなりません。受けたメカニックやパーツは、これを受けるスタッフのことを、そして最後にはお客様にアドバイザーが説明しやすいように取り扱なければなりません。この思いやりがチームワークの原点です。
その他にも、引当部品の放置、請求書先の決定遅延、注文書や各種書類の未記入項目、依頼メールへの無反応。「本当はいけないよね。」と、皆さんが気づいていることはたくさんあります。これを克服することが、お客様の満足につながり業務の効率化、私たちの幸せにつながることは実は知っている筈です。
当社が取り組んでいる10Sに代表される子供のころからの教えを忠実に実行し、人間として正しいかで判断することが、何よりも私たちの幸せにつながるのです。