先義後利
儒教的な流れの格言らしいですが、江戸時代に下村彦右衛門が
大丸百貨店(当時は呉服店)の商魂を現すものとして掲げた言葉です。文字通り、世の中に役立つことを先に行い、利益はその後についてきて繁栄するという意味です。大丸はこの理念のためか、天保時代の大塩平八郎の乱のときも、「大丸は義商なり、これを侵すなかれ。」と焼き討ちを免れたとのことでした。
今の時代でしたらお客様第一主義とも取れますし、企業を公共的なものと考える言葉でもあります。皆さんの仕事の一つ一つがお客様、強いては世の中に役立つことであり、しっかりと行っていくことが如何に必要かと考えさせられます。
先義後利。皆さんの頭の中に残りますように。