何日か前に車の進化というタイトルで、X3のことを書きました。ハンドルの感じが上品になったということです。昨晩、会合の席で或るお客様がBMWについて周りに語ってくれました。メ○セ○スのEクラスを社用車として所有しており、個人でX3を今年購入されました。何が違うかと言うと、「ハンドルを切っただけ回り、アクセルを踏んだだけ加速する。」。ほとんど禅問答みたいな話しですが、これが不思議とメ○セ○スと違うとはっきりと言っています。
構造的なことは正直言ってわかりませんが、ハンドルを実際に切ったことによる車体の方向の変化は、実際の変化と人間が感じる変化では差があると思われます。また、加速についても同様で、精密に計測された加速は、ドライバーはアクセルを踏んだだけの加速とは違うのではないでしょうか。
文章で書くととっても難しい話となりますが、ドライバーが自分でハンドルを切ったことにより想像する車体方向の変化、ドライバーが自分でアクセルを踏んで加速するはずと思われる加速度を、BMWが想像してあわせていることで、お客様の禅問答のお話となっていると思われます。
そうすると、これは機能ではなくて、セッティングや調整と言う、とっても職人的な要素での性能と言えます。
本当に話しが難しくなりましたが、お客様が満足することを、私たちは想像して実行すること。そんなことを、BMWという自動車が行っている訳です。
ちょっと二日酔いで、難しいこと書いてしました。