金沢駐屯地司令官 山之上哲郎さんのお話しをお聞きしました。イラク派遣などいろんな話しがありましたが、その中で統率・指導力について触れていました。
陸上自衛隊では統御と呼ぶようですが、この統御には二通りが存在します。威圧統御と心服統御。
威圧統御とは、その言葉通り上司と部下の間で権力によって、また声の大きさなどの圧力によって部下を率いる行為です。戦闘という生死の境目での行動においては時として必要であるとのことです。
次が心服統御。これは日ごろの行動から、上司についていきたい、上司の思うような行動を取りたいと部下が思うことで、上司に率いられるものです。自衛隊と言う特殊な組織上、上司の指示で死ねるか、という言葉も使われました。
上司と部下の関係も日ごろのかかわりが大切で、心服統御が必要です。その上での威圧統御がないと動きませんね。