藤原校長先生の本は何冊か読みました。でも、やっぱり本人から直接話しを聞くと、もっと良く考えており、よりご本人のポリシィーというか哲学を感じることができました。
ひとことで言えば、ざっくばらんだということ。建前なんかは全くない世界でした。少なくともお話しのなかではご本人に躊躇と言う言葉がないのではないかと思えるほどです。それを支えるのがロジック。図書館や校長室にコミック・漫画がかなりの冊数でおいてありました。なぜコミックか?そのことを伝える為に適切な本があれば図書、図書になければコミック。
例えば、野球を題材とした小説などの図書は五万とある。しかし、これがサッカーになると、実際はキャプテン翼が一番内容のあるものとなるので用意したというロジックです。実際に、フランス代表のジダンはキャプテン翼を読んでサッカーを始めたということを説明されました。
また題名は忘れましたが、宇宙からきた生物が人間の体に寄生して地球を破滅させていくという本があるそうです。そしてこの本の最後は、結局は地球を破滅させているのは人間であるといメッセージがあるそうです。このコミックは最後まで読むことを前提にして読ませると仰っていました。その他、セクシャルハラスメントや家庭内暴力のことも、コミックでしか理解できないという理由で校長室におかれていました。
このロジックに裏づけされた決断。見事としか言いようがありません。あんな人になりたいなぁ~。子供みたいに憧れてしまいました。