金沢経済同友会にはじめていってきました。1時間の懇談会がありその後1時間強の講演会。懇談会の内容は北國新聞に掲載されています。その後の講演会の内容で面白い点がありましたので報告します。
野村証券の木内登英さん(テレビで見たことがありました)の講演ですが、よくテレビや新聞で財政出動の経済効果について説明があります。日本では麻生内閣で10兆円の財政政策を行うようです。この10兆円で日本のGDPが0.6%上昇するといわれています。日本が行って日本のGDPが上がるということは安易に想像できました。しかし、日本は輸出産業が主力のため、他の国の財政政策が日本にも好影響を与えるということです。
たとえばオバマ大統領のアメリカは40兆円の財政措置を行うとのことですが、これによってアメリカのGDPは1.5%上昇すると算出されています。それと同時に日本のGDPを0.9%押し上げるそうです。0.9%ですよ!日本が自国の為に行って押し上げるのは0.6%なのに、アメリカが自国の為に行うことでそれ以上の効果がある。変な感じ。
同じく、中国は57兆円の措置で中国のGDPを3.0%、日本のGDPを0.5%押し上げる。EUはEUのGDPを0.4%、日本のGDPを0.1%押し上げる。
きっと、日本の財政措置も他国のGDPを何パーセントかは押し上げていると思われます。世界は本当につながっている。恐ろしいくらい。そんな目で見ると、ニュースも違う感覚で聞こえてきます。