道路運送車両法 48条で自動車の所有者が定期的な点検を実施することが義務付けられています。現在は1年ごとの点検の意味ですが、この法的な根拠のほかに以下の内容でディーラーでの実施が有利となります。
①故障箇所の早期発見がなされます。
②リコールなどの作業について抜けなく実施されます。
③ワランティーなど、リコールのように政府に届けていない箇所の無償交換が受けられます。
④この無償交換は得てして車両コンピューターの再インストールを促し、その結果機能の充実が付加される可能性があります。
⑤新車または中古車にて購入の車両の保証が継続されます。
⑥車検時の延長保証プランをうけることができます。
特に最近は自動車メーカーの収益が予想以上に悪化しています。このことが今まで甘く運用されてきた保証制度に影響の可能性、すなわち1年点検を受けていない車両に関しての新車保障や中古車保証の審査が厳しくなり可能性があります。また、実際にBMW/MINIで新しく設定された保証延長プランも、1年点検の実施が前提となっています。
私の経験で一番得したと感じたのは、数年前に現行の7シリーズで入庫して何らかの理由で④の再インストールをした結果、ナビのバージョンアップが為されて画面は明るくなるし、デザインが垢抜けるし。戻ってきた時に、また新車になったと勘違いするほどになったことです。