季節の変わり目ということでご不幸が多くなっています。
出張先でお世話になった方のご不幸をお聞きし、朝一の飛行機で戻ってきて本葬だけには参列することができました。
その方は地元の信用金庫の副理事長にまでなった方です。金融マンですが、その発言も行動も型破り。豪放磊落という言葉で故人を紹介しておりましたが、この四字熟語そのままの方でした。時代が良かったと言えばそれまでですが、20歳そこそこで入行して28歳で支店長、42歳で役員、60歳で副理事長。亡くなった父親が融資だけでなくいろんな意味で相談させてもらっていました。しかし、父親の弁では出会ったのはマージャン荘。ギャンブルを通して知り合った・・・・・。無茶苦茶です。
副理事長になった後も大きな部屋でじっとしていることなく(じっとしていられない性格だったらしい)、時折当社にフラッと現れて、うちのお袋の喫茶店で無駄話(?)をしてました。当社の担当の若い行員方が来て、副理事長の顔を見て動転して帰られた姿を何回か目撃してます。そりゃそうです。当時は今より小さかったとはいえ、通常直接話しもできないような会社の役員がいればびっくりしますよね。弔辞でも、一旦見込んだ企業は融資を含めたいろんな意味で育てていく金融マンだったと紹介されていました。当社はその一番隅に入れてもらっていたのでしょう。
父親に代わって葬儀に参列出来てよかった。その方に対しても、亡くなった父親に対しても、そんな気がしました。
合掌